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2015年10月05日

ナタネの抜き取りに参加してきました!

昨日は四日市でナタネの抜き取り隊に参加してきました。

皆さんはご存知でしょうか?
日本で使う大量のキャノーラ油の原料はほとんどがカナダから輸入されています。
カナダで生産されるうち、大部分は遺伝子組み換えのナタネなのです。
そして、それらを日本で受け取り、搾油所まで輸送する際に問題があります。
トラックの荷台からナタネの種がポロポロ落ちてしまうのです。

そのため、四日市港から搾油所へ向かう23号線沿いに遺伝子組み換えのセイヨウナタネが自生してしまうのです。
遺伝子組み換え作物の問題は、それ自身を食べて安全か危険かという話に終わりません。
自然界にもとから存在しないはずの遺伝子組み換え作物。
これらが自生してしまい、ほうっておくと、それらは花を咲かせ、種を付け、子孫を残そうとします。
さらには、その花粉はナタネ科の雑草と交雑してしまい、自然にはありえない植物ができてしまうのです。

遺伝子組み換え食品を考える中部の会では、遺伝子組み換えナタネの拡散を防ぐ為、年に2回春と秋に、23号線沿いの
ナタネを抜き取り駆除する運動をしています。
ちなみに「遺伝子組み換え」とだけ言ってもよくわからないかもしれませんが、この場合正確には「除草剤耐性遺伝子」をもつナタネです。
アメリカ・モンサント社、ドイツ・バイエル社と言えば、その筋ではあまりに有名な会社ですが、これらの会社によって開発された種。
それぞれ、ラウンドアップ、バスタという除草剤をかけても枯れないナタネです。
大量に撒いて、飛行機から大量の除草剤を振りかける。
あまりに効率的で不健全な栽培だと思いませんか?
実際には、それ以上に山積みの問題点があるのですが、それをここに書くと本筋から外れた上に終わらなくなってしまうので、また。

と、ざっと説明してまいりましたが、もしもっとご興味がある方は、遺伝子組み換え食品を考える中部の会のホームページへ。


今回の抜き取り隊に限って言えば、数は少なかったです。
10くらいの班に分かれて、それぞれ1キロくらいの道路沿いを往復で2キロ、ナタネを探して回ります。
その後、また集合して、遺伝子組み換えナタネかどうかの簡易検査。
結構大変な一日です。
前回の春は、一度徹底的に駆除しようということで、念入りにやったのですが、自分たちの班だけで300本以上のナタネを抜き取りました!
その甲斐あって、今回は23本という結果でした。

さて、このうち何本が遺伝子組み換えナタネなのでしょうか?
もちろんすべてではありません。

全部の集計は追ってホームページにアップされると思いますが、自分たちの班の結果です。
抜き取り本数 23本
内、検査本数 15本
組み換え陽性反応 9本

検査した中の確率からいえば、15分の9なので60%。
この結果はどう感じられるでしょうか?
自然に生えているだけだと感じる菜の花が、実は遺伝子組み換えのものであるとは思わないですよね。

この活動は、また来年の4月ころに実施予定です。
ぜひ皆さん、一度ご参加お願いします。


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Posted by 「漬物本舗 道長」 石川大介 at 14:08│Comments(1)イベント紹介
この記事へのコメント
抜取隊に参加、ご苦労様でした。的確なご発言をいただきました。ありがとうございます。
またの参加をお願いします!
Posted by michinagamichinaga at 2015年10月05日 18:32
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